三者面談では、生徒、保護者、講師で重視することが異なります。面談後の記録で三者の発言が混ざると、次回までの約束が曖昧になります。AIは発言を整理し、学習計画の下書きを作る補助として使います。

面談記録の基本項目

  • 生徒本人の目標と困りごと
  • 保護者の希望と質問
  • 講師が確認した学習状況
  • 合意した学習内容
  • 家庭・塾・本人それぞれの行動
  • 次回の確認日

本人が同意していない目標を「決定事項」にしないよう、希望と合意を分けます。

活用フロー

録音する場合は事前に説明し、承認済み環境で文字起こしします。AIで三者の発言と合意事項を整理し、講師が成績データや授業計画と照合して共有文を作ります。

AIへの依頼例

> 次の面談メモを、生徒の希望、保護者の希望、講師の観察、合意事項、未決事項に分けてください。学力や性格を推測しないでください。

未成年者情報の管理

氏名、学校、成績、志望校、家庭状況を個人用AIへ入力しないようにします。閲覧者、保存期間、退塾後の削除を塾内で決めます。

塾講師でAIが役立つ7つの仕事

  1. 授業案の作成:単元、時間、到達目標に合う説明順を作る
  2. 練習問題の作成:難易度別の類題と解説案を作る
  3. 誤答分析:答案からつまずきの候補と追加確認問題を考える
  4. 個別学習計画:目標日から週ごとの学習量へ分解する
  5. 質問対応の準備:複数の説明方法や具体例を作る
  6. 三者面談の整理:本人、保護者、講師の希望と合意を分ける
  7. 保護者連絡:事実と次回行動を簡潔な文案へする

誤答分析のプロンプト例

> 生徒名を除いた次の解答から、誤りの種類の候補、理解確認のための質問、難易度を一段下げた類題を作ってください。能力や性格を推測せず、正解を先に教えないヒントも示してください。

学習計画のプロンプト例

> 試験日、対象範囲、現在の理解状況、週の学習可能時間から、4週間の計画案を作ってください。復習日と予備日を入れ、毎週の確認方法を示してください。本人と講師が調整する前提で、無理な学習量にしないでください。

教える判断は講師が担う

生成した問題には誤答や複数解が混ざることがあります。解答、出典、学年範囲、表現を講師が確認します。成績だけから進路や能力を決めず、本人の理解、希望、学習環境を対話で確認します。

文部科学省の学校における生成AIの利用に関するページには、初等中等教育段階のガイドラインが掲載されています。塾でも、年齢、課題の目的、情報活用能力、保護者への説明を考え、丸写しではなく学びを助ける使い方にします。

30日で小さく試す方法

講師用の授業案と架空答案から始め、問題の誤り、準備時間、生徒の理解度を確認します。生徒データを使う前に、入力禁止情報、保護者への説明、保存期間、アカウント管理を決めます。

まとめ

塾講師のAI活用は、三者の希望と約束を混同せず、次の授業へつなげる用途に向きます。AIが作った学習計画を一方的に確定せず、生徒本人の合意を確認します。

職業別AI活用100選会議録音の同意も参照してください。