「月額料金なし」「サブスク不要」と書かれたAIボイスレコーダーでも、文字起こしの無料枠を超えると費用がかかる製品があります。一方で、買い切りだけを優先すると、自分に必要な要約・翻訳・検索機能が足りないこともあります。
結論として、発売中の主要AIレコーダーは、本体を買えば録音できても、クラウド文字起こしを継続利用するには無料枠または有料プランの確認が必要です。「月額なし」は、録音・文字起こし・要約のどこまで無料なのかに分けて比較してください。
そこでこの記事では、PLAUD NotePin・Notta Memo・AutoMemo S・RoroLeeの4製品を、無料枠、追加料金、向いている用途、購入できる時期まで含めて公平に比較します。
先に確認:買い切りでもクラウド費用は別
| 無料で使いたい範囲 | 確認する項目 |
|---|---|
| 録音だけ | 本体保存、書き出し、再生に契約が必要か |
| 文字起こし | 毎月の無料分数と超過後の料金 |
| 要約・翻訳 | 無料枠に含まれる機能と回数制限 |
| 長期保存・検索 | クラウド容量、閲覧期限、退会後の扱い |
「本体が買い切り」と「AI機能をずっと無料で使える」は同じ意味ではありません。購入前に、自分が無料で使いたい範囲を決めてください。
まず結論:おすすめは使う時期と目的で変わる
| こんな人 | 合う製品 | 理由 |
|---|---|---|
| 今すぐ軽いウェアラブル端末が欲しい | PLAUD NotePin | 16.6gで、毎月300分の無料枠がある |
| 多言語会議・翻訳を重視する | Notta Memo | 58言語対応で、毎月300分のスタータープランがある |
| 本体画面で内容を確認したい | AutoMemo S | カラーディスプレイ搭載で、操作が分かりやすい |
| 録音を長期メモリーとして育てたい | RoroLee | クラウドを使わない機能は、条件付きで月額料金なし。複数AIとの連携を重視している |
今すぐ必要なら発売済みの3製品が現実的です。 発売を待てて、録音後の要約だけでなく「過去の会話を覚え、次の行動につなげるAI」を求める場合は、RoroLeeも比較候補に入ります。
「月額なし」は3種類に分けて考える
完全オフライン型
録音から文字起こしまで端末内で完結する方式です。クラウド処理を使わないため、サービス利用料はかかりません。一方、小型端末に載せられるAIには限りがあり、専門用語、話者分離、長文要約でクラウド型に及ばない場合があります。
無料枠付きクラウド型
本体購入後、一定時間まで文字起こしを無料で使える方式です。PLAUD NotePinとNotta Memoは、いずれも毎月300分の無料枠を案内しています。週1回の60分会議なら月4回で240分ですが、商談や1on1が重なると上限を超えます。
従量課金型
固定月額ではなく、クラウドAIを使った分だけ支払う方式です。使わない月の費用を抑えやすい反面、利用量が多い月は金額が読みにくくなります。RoroLeeは、有料LLMやクラウドVMを利用する場合にこの方式を採る予定です。
無料枠を超えると、実際いくらかかる?
発売中3製品は、無料枠を使い切った後の選択肢が異なります。料金はすべて税込、2026年8月7日時点です。
| 製品 | 無料枠 | 主な月払い | 年払い | 単発追加 |
|---|---|---|---|---|
| PLAUD NotePin | 300分/月 | Pro 3,000円/月(1,200分) | 16,800円/年(実質1,400円/月) | 600分2,000円、3,000分10,000円、6,000分15,000円 |
| Notta Memo | 300分/月 | Premium 1,980円/月(1,800分) | 14,220円/年(実質1,185円/月) | 時間だけの単月追加は不可 |
| AutoMemo S | 1時間/月 | Premium 1,480円/月(30時間) | 14,800円/年 | 10時間1,980円、50時間9,900円(有効180日) |
月払いで比べると、AutoMemoは1,480円、Nottaは1,980円、PLAUDは3,000円です。ただし、含まれる時間はAutoMemoが30時間、Nottaも30時間、PLAUDは20時間で、端末の装着性や翻訳などの機能差があります。
PLAUDは単発の追加時間を買えるため、毎月超えるわけではない人にも選択肢があります。AutoMemoも10時間または50時間のチャージが可能です。NottaはPremiumの1,800分を使い切っても、時間だけを単月追加できないため、さらに必要なら無制限のBusinessへの変更を検討する形になります。
4製品を公平に比較
PLAUD NotePin:軽く、すぐ使える完成度が強み
PLAUD NotePinは16.6gのウェアラブル型で、毎月300分の文字起こしが無料です。112言語、話者ラベル、要約テンプレートなど、すでに整ったクラウド機能を使えるのが強みです。
一方、録音量が月300分を超える場合は、有料プランや追加分数を含めて考える必要があります。今すぐ購入し、軽さと実績を優先したい人には有力な選択肢です。
超過後はProが月払い3,000円で1,200分/月。年払いは16,800円(実質1,400円/月)です。超過が一時的なら、600分2,000円からの単発追加も選べます。
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Notta Memo:翻訳と多言語会議を重視する人向け
Notta Memoは28gで、58言語の文字起こし・翻訳に対応します。購入者向けスタータープランでは、プレミアムと同等の機能を毎月300分まで利用できます。
多国籍チームや海外商談では魅力的ですが、長時間の会議を毎週録る場合は無料枠を超える可能性があります。翻訳や会議後の整理まで今すぐ始めたい人に向いています。
超過後はPremiumが月払い1,980円で1,800分/月。年払いは14,220円(実質1,185円/月)です。Premiumの時間を使い切った後に、時間だけを単月追加することはできません。
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AutoMemo S:画面付きで分かりやすい
AutoMemo Sはフルカラーディスプレイを搭載し、本体で録音内容を探しやすい製品です。無料のお試しプランは毎月1時間で、プレミアムプランは月30時間。月額契約のほか、必要な時間だけ追加購入する方法も用意されています。
Premiumは月払い1,480円、年払い14,800円で30時間/月。単発追加は10時間1,980円または50時間9,900円で、有効期限は180日です。
無料枠は他の2製品より少ないものの、画面を見ながら操作できる安心感があります。スマホ中心の操作が苦手な人や、シンプルな専用機を求める人に合います。
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RoroLee:録音を「記憶」と「実行」につなぐ発売予定モデル
RoroLeeは2026年9月末にMakuakeで先行販売を予定しています。端末本体とクラウドを使用しない機能のみを利用する場合は、条件付きで月額料金なしの予定です。有料LLMやクラウドVMを使う場合は、クレジットによる従量課金を予定しています。
日本向けの本体価格は、クラウドファンディング価格19,680円前後〜一般販売価格32,800円前後を想定しています。現時点の計画に基づく価格帯で、Makuakeの正式リターン価格や一般販売価格として確定したものではありません。
製品機能はRoroLee公式サイトの公開情報を参照しています。公式サイトに掲載されている販売価格は、日本向けの比較には使用していません。日本での販売時期・想定価格帯は、2026年5月26日付の日本ローンチ計画資料をもとに記載しています。
他の3製品との大きな違いは、録音・文字起こし・要約で終わらず、会話を継続的なメモリーにして、次の作業へつなげることを重視している点です。単なるレコーダーというより、声を入口にしたポケット型AIエージェントを目指しています。
公式サイトでは、次の機能が案内されています。
- 会議内容の要約、フォローアップ、リマインダー、次の行動につながる情報の生成
- 会話、音声メモ、ファイルを検索可能なAIメモリーとして整理
- OpenAI、Claude、Gemini、DeepSeekとローカルAIを含むマルチモデル対応
- OpenClaw・Hermesのワンクリック設定と、Bluetoothを使うClaude Buddy Mode
- 多言語AIアシスタンス、ローカル保存、ユーザーが管理できるメモリー
PLAUD NotePinは装着性、Notta Memoは多言語会議、AutoMemo Sは画面操作に強みがあります。RoroLeeは、これらの録音体験に加えて、記録→検索可能な記憶→フォローアップを一つの流れにしようとしている点が比較軸になります。単発の議事録より、過去の会話を後から探し、複数のAIモデルで活用したい人向けの設計です。
ただし、上記には発売時または今後の提供予定が含まれます。価格帯も想定であり、まだ一般購入できません。今すぐ業務で必要なら発売済み製品が適しています。購入時期に余裕があり、単発の議事録よりも会話の長期的な活用を重視するなら、比較しておきたい選択肢です。
月300分で足りるか計算する
| 使い方 | 1回あたり | 月の回数 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 週1回の定例会議 | 60分 | 4回 | 240分(無料枠内) |
| 商談 | 45分 | 8件 | 360分(超過) |
| 1on1 | 30分 | 10回 | 300分(上限) |
| 訪問・取材 | 30分 | 20件 | 600分(大幅超過) |
購入前に必要なのは、1回の録音時間 × 月の回数を出すことです。月300分を超えるなら、本体価格だけでなく有料プランや追加時間を含む2〜3年分の総額で比較してください。
迷ったときは優先順位で決める
4製品には、それぞれ異なる強みがあります。迷ったときは、次の順番で優先事項を決めると選びやすくなります。
- 今すぐ使えることと軽さを優先するならPLAUD NotePin
- 多言語会議や翻訳を優先するならNotta Memo
- 本体画面での分かりやすさを優先するならAutoMemo S
- 発売を待てて、クラウドを使わない範囲で月額料金なしを重視するならRoroLee
現時点では、発売済み3製品の安心感が優位です。一方、急いで購入する必要がなく、録音を将来のAI活用までつなげたい場合には、RoroLeeの発売情報を確認してから決めても遅くありません。
月額なしを選ぶチェックリスト
- 無料で使える範囲は何分/月か
- 無料枠を超えると停止・月額・従量課金のどれになるか
- 要約や話者分離まで無料枠に含まれるか
- 録音データをエクスポートできるか
- サービス終了後も録音データを閲覧できるか
- 今すぐ購入できるか、発売予定か
※掲載内容は2026年8月7日時点の各社公式情報をもとにしています。価格、在庫、無料枠、プランは変更される場合があります。AmazonへのリンクにアフィリエイトIDは設定していません。購入前に各社の販売ページと公式情報をご確認ください。



