議事録に最低限必要なのは、会議情報・決定事項・ToDo・保留事項・次回予定の5項目です。会話をすべて書き残す必要はありません。

以下のフォーマットは無料でコピーでき、社内会議、プロジェクト会議、商談、1on1に使えます。まず基本形を使い、会議の目的に必要な項目だけを追加してください。

目的別:すぐ使える議事録フォーマット

作りたい議事録このページで使う形式先に記録すること
一般的な会議議事録基本テンプレート決定事項、ToDo、保留事項
短い社内定例短い社内会議向け今日の決定、担当、期限
顧客との商談商談向け顧客課題、自社の約束、次回アクション
1on11on1向け本人の課題、合意した支援、共有範囲
発言経過を残す会議録会話形式発言者、発言要旨、時刻

迷った場合は、まず基本テンプレートをコピーしてください。会話の全文ではなく、決定・担当・期限から埋めると短時間で完成します。

まず結論:議事録に必要な5項目

項目書く内容書き方のポイント
会議情報会議名、日時、参加者、作成者後から検索できる名称にする
決定事項会議で確定したこと提案・検討中と分ける
ToDo作業、担当者、期限担当者と期限を必ずセットにする
保留事項未決定の論点、確認先次に誰が確認するかも書く
次回予定日時、目的、持ち越す議題未定なら決定条件を書く

経緯を長く残すより、「何が決まり、誰がいつまでに動くか」を先に書くと、読む人が使える議事録になります。

基本テンプレート

会議名:
日時:
場所・形式:
参加者:
作成者:

【目的】

【決定事項】
1.
2.

【ToDo】
| タスク | 担当者 | 期限 | 状態 |
|---|---|---|---|
|  |  |  | 未着手 |

【議論の要点】
- 議題1:
- 議題2:

【保留・確認事項】
-

【次回】
日時:
議題:

記入例

項目記入例
目的新製品ページの公開範囲を決める
決定事項8月20日に日本語版を先行公開する
ToDo田中:画像差し替え、8月15日まで
保留FAQの保証期間は法務確認後に確定
次回8月16日、公開前レビュー

決定事項とToDoを分けることで、「決まったが担当がいない」「作業はあるが承認されていない」という混乱を防げます。

完成した議事録の例

会議名:新製品ページ公開前レビュー
日時:2026年8月20日 10:00〜10:45
参加者:田中、佐藤、鈴木
作成者:佐藤

【目的】
日本語版ページの公開範囲と担当を確定する。

【決定事項】
1. 8月25日に日本語版を公開する。
2. FAQは確認済みの5項目で公開し、保証期間は回答確定後に追記する。

【ToDo】
- 田中:画像を最終版へ差し替える/8月22日
- 佐藤:公開前チェックを実施する/8月24日
- 鈴木:保証期間を法務へ確認する/8月23日

【保留・確認事項】
- 保証期間の表記。鈴木が法務回答を共有する。

【次回】
8月24日 16:00、公開判定。

「確認する」「対応する」だけでは進捗を追えません。担当者、期限、完了条件まで書くのがポイントです。

会議形式ごとのテンプレートの選び方

会議優先する項目向いているテンプレート
社内定例決定、担当、期限短い社内会議向け
プロジェクト会議進捗、課題、依存関係基本テンプレート
商談顧客課題、条件、約束商談向け
1on1本人の課題、支援、次回確認1on1向け
発言記録が重要な会議発言者、発言要旨、時刻会話形式の議事録

短い社内会議向け

15〜30分の定例会議では、項目を減らします。

今日の決定:
担当と期限:
困っていること:
次回までの確認:

会話の要約より、担当と期限を優先します。

商談向け

商談では、顧客の要望と自社の約束を分けます。

顧客の課題:
希望条件:
懸念点:
自社からの回答:
約束した資料・期限:
次回アクション:

価格、納期、仕様は誤りの影響が大きいため、録音やメールで再確認します。

商談中に文章を完成させようとすると会話へ集中できません。キーワードだけ残し、終了後に構造化する方法は商談中にメモが追いつかないときの対策で詳しく解説しています。

1on1向け

人事評価のための記録と、本人の成長支援メモを混ぜないことが重要です。

本人が話したテーマ:
困りごと:
合意した支援:
次回確認すること:
取り扱いに注意する情報:

センシティブな情報は、共有範囲と保存期間を決めてください。

AI文字起こしから作る手順

  1. 録音前に会議名と目的を確認する
  2. 文字起こしを作成する
  3. 決定事項、ToDo、保留へ分類する
  4. 数字、固有名詞、担当者、期限を原音で確認する
  5. 不要な雑談と重複を削除する
  6. 参加者へ確認期限を付けて共有する

AIへ依頼するときは、出力形式をテンプレートとして渡します。議事録作成AIプロンプトに具体例があります。

発言者名を判定できない箇所がある場合は、推測で名前を補わないでください。「発言者不明」「参加者A」などの仮表記を使い、重要な決定だけ参加者へ確認します。詳しくは発言者を特定できない議事録の書き方で整理しています。

メモが追いつかないときの使い方

会議中は文章ではなく、次の記号と単語だけを残します。

  • D:決定事項
  • T:担当者と期限がある作業
  • P:保留
  • ?:会議後に確認する内容
  • 数字:金額、日付、数量

終了後、記号を基本テンプレートの各欄へ移します。録音や文字起こしがある場合も、全文を読み直す前に決定事項とToDoから確認すると短時間で仕上がります。

会話の順番を残す必要がある会議は、通常の要約型とは分けてください。会話形式の議事録テンプレートで逐語録との違いも解説しています。

配布前チェック

  • 会議名・日時・参加者が正しい
  • 決定事項と提案を区別した
  • ToDoに担当者と期限がある
  • 数字と固有名詞を確認した
  • 不要な個人情報を削除した
  • 次回の日時または条件を記載した

結論

議事録テンプレートは、項目を増やすほど良いわけではありません。読む人が次に動くために必要な「決定・担当・期限・保留」を先に置き、会議の種類に応じて詳細を追加してください。