大学職員は、学生対応、教育研究支援、入試、企画、広報、総務など幅広い業務を担います。AIを全部署共通の万能ツールにせず、情報の機密度と確認責任に合わせます。

大学職員でAIが役立つ7つの仕事

  1. 公開済み規程から学生向けFAQ案を作る
  2. 通知文をやさしい日本語や多言語の下書きへ変える
  3. 会議資料から論点、決定事項、担当を整理する
  4. アンケート自由記述をテーマ別に分類する
  5. オープンキャンパスや説明会の企画案を作る
  6. 業務マニュアルから手順と確認問題を作る
  7. 公開統計から企画検討用の比較表を作る

プロンプト例

> 次の公開済み履修規程だけを使い、対象学生、申請期限、必要書類、申請方法、問い合わせ先をFAQにしてください。個別の履修可否は判断せず、条項番号を付けてください。

> 匿名化した学生アンケートを、良かった点・困った点・改善提案・少数だが重要な意見に分類してください。件数を示し、少数意見を削除しないでください。

実務フロー:学生問い合わせと学内文書を整える

問い合わせ対応では、履修、証明書、奨学金、施設、留学などに分類し、学則や最新の案内ページを参照元として固定します。AIには回答案と根拠箇所を出させ、例外条件や締切は担当部署が確認します。個別事情がある相談は、定型回答で終わらせず適切な窓口へつなぎます。

会議資料は、決定事項、未決事項、担当、期限、根拠資料を分けて整理します。過去文書の要約では、年度や制度改定を混ぜないよう対象期間を明示します。

失敗しやすい使い方と対策

  • 前年の制度を現行制度として案内する:文書の施行日・更新日を確認します。
  • 学生の事情をAIに評価させる:支援、懲戒、選考などの判断は担当者と委員会が行います。
  • 研究・成績情報を不用意に入力する:情報区分と利用可能な環境を先に確認します。

評価指標は初回回答までの時間、誤案内、担当部署への転送回数、根拠確認に要した時間です。学生が次に取る行動を理解できたかも確認します。

AIに任せない判断

入試判定、成績、履修可否、懲戒、奨学金、ハラスメント、健康・障害支援、研究倫理の判断は担当組織が行います。AIの翻訳や要約で制度上の条件を変えません。

公開前資料、入試、学生相談、研究データは機密度が異なります。入力区分、承認、閲覧、保存、削除を用途別に決めます。

30日導入プラン

公開FAQと架空アンケートから始め、次に部署内の非機密文書へ広げます。回答時間、誤案内、職員の修正、学生が自己解決できた割合を測ります。

まとめ

大学職員のAI活用は、一般案内と文書の下準備を効率化し、個別支援が必要な学生へ人の時間を配分するために使います。

職業別AI活用100選研究者のAI活用も参照してください。