iFLYTEK P1 Proは、1指向性+2全方位の3マイク、3インチOLED、96kHz/24bit録音を備えた画面付きAIボイスレコーダーです。対面会議だけでなく、11言語の文字起こし・翻訳、訳文の音声再生、AI要約まで扱います。

P1の上位版という名前ですが、軽いウェアラブルの強化版ではなく、画面・マイク・音質を重視した別方向の製品です。

iFLYTEK P1 Proの基本情報

項目公式掲載内容
価格29,800円(税込)
マイク指向性1+全方位2
録音96kHz/24bitハイレゾ録音・再生
画面3インチOLEDタッチスクリーン
録音モード指向/全指向
文字起こし11言語、リアルタイムと高精度処理
翻訳11言語間、原文・訳文保存、訳文音声再生
操作録音、マーク、電源、音量ボタン
転送Bluetooth/Wi-Fi高速転送/USB-C
購入特典文字起こし300分
保護画面ロックパスワード

公式ページの「300分プレゼント」は購入特典です。毎月300分が永久付与される意味ではないため、継続料金と有効期限を分けて確認します。

3マイクと2つの録音モード

全指向モードはテーブルを囲む会議、指向モードは講演者やインタビュー相手へ正面を向ける場面に適します。マイク数や公称性能だけでなく、設置位置が結果を左右します。

96kHz/24bitは音声保存の情報量が多い一方、ファイルも大きくなります。議事録だけが目的なら常に最高設定が必要とは限りません。録音品質、転送時間、保存量のバランスを取ります。

文字起こしは2種類ある

公式FAQは次の違いを説明しています。

方式特徴注意点
リアルタイム録音中に逐次認識・翻訳途中でアプリを閉じると結果が完全に残らない場合がある
高精度完全な音声をクラウドへ送り文脈を含めて処理音声データのアップロードが必要

機密会議では「本体へ録音できる」ことと「高精度処理でクラウドへ送る」ことを分けて社内確認します。

同時通訳と11言語

11言語の間で翻訳し、原文と訳文を保存できます。P1 Proは訳文を音声で聞く同時通訳にも対応します。海外商談では、記録用の文字起こしと会話理解の通訳を1台で進められます。

ただし、契約条件、金額、固有名詞は機械翻訳だけで確定しません。重要場面では通訳者や原文確認を併用します。

録音から議事録まで

  1. 録音とクラウド処理の範囲を参加者へ説明する
  2. 全指向または指向録音を選ぶ
  3. 録音ボタンを長押しして開始する
  4. 重要箇所でマークボタンを押す
  5. 必要ならリアルタイム文字起こし・翻訳を表示する
  6. 録音後はWi-Fi高速転送を使う
  7. 要約、キーワード、話者別まとめ、ToDoを生成する
  8. 原音で決定事項を確認する

料金で確認すること

本体には300分の文字起こし特典が案内されていますが、超過後の料金を含む固定の料金表は今回確認した製品ページから確定できませんでした。購入前に次を確認します。

  • 300分の有効期限
  • リアルタイムと高精度処理の分数消費
  • 翻訳・同時通訳・AI要約の課金範囲
  • 追加分数の価格と自動更新の有無

「300分付き」と「毎月300分無料」は違います。60分会議なら5回分なので、月間会議量と照合します。

セキュリティ

画面ロックパスワードに対応し、公式ページはGDPR関連要件への準拠を案内しています。高精度処理ではクラウドへ音声を送るため、法人では保存地域、保持期間、削除、管理者権限も問い合わせます。

メリット

  • 3マイクと指向・全指向の切り替え
  • 3インチ画面で録音状態を確認しやすい
  • 96kHz/24bitのハイレゾ録音・再生
  • 11言語の文字起こし・翻訳に対応
  • 訳文を音声で聞ける同時通訳
  • 録音中の重要箇所へ物理ボタンでマークできる

デメリットと注意点

  • 300分は継続的な毎月無料枠とは限らない
  • 高精度処理はクラウドアップロードを使う
  • ハイレゾ録音はデータ量が大きい
  • 軽量ウェアラブルを求める用途ではP1と性格が違う
  • AIの話者識別、要約、翻訳には人の確認が必要

向いている人

  • 画面で録音状態と文字を確認したい
  • 講演やインタビューの録音品質を重視する
  • 国際会議で文字と音声の翻訳を使いたい
  • 録音中に重要発言をすぐマークしたい

完全オフライン文字起こしが最優先ならVOITER SR302 Pro、軽さと装着性ならP1を比較します。

公式情報と購入先

まとめ

P1 Proは、3マイク、OLED画面、ハイレゾ録音、11言語の同時通訳を一台へまとめたモデルです。音質と本体操作を重視する人には分かりやすい選択肢です。

購入前には300分の扱いと、その後のAI料金を確認してください。録音品質と継続費用の両方を把握して初めて、総額で比較できます。

※価格・仕様・サービス条件は2026年8月12日の公式掲載情報を基にしています。