一般会話は読めても、人名、社名、製品名、医療・法律・IT用語が崩れることがあります。音声認識は、日常で出現しにくい語を似た音の一般語へ置き換える場合があるためです。

最初に登録する用語

優先順位は次のとおりです。

  1. 参加者の氏名・役職
  2. 顧客・取引先・部署名
  3. 製品・サービス・プロジェクト名
  4. 会議で繰り返す専門用語
  5. 数字を含む型番・制度名
  6. 業界固有の略語

用語を無制限に入れるより、その会議で使う語へ絞るほうが確認しやすくなります。

用語リストの作り方

正式表記読み略称・言い方注意
RoroLeeロロリーロロ英字表記を固定
第3四半期だいさんしはんきQ3数字表記を統一
顧客管理システムこきゃくかんりCRM初出で正式名

参加者名簿、アジェンダ、提案書から抽出し、会議後に実際の誤変換を追加します。

語句ヒント・モデル適応を使う

対応サービスでは、認識させたい単語やフレーズを事前に指定できます。Google Cloudの公式資料では、珍しい語句や固有名詞にモデル適応が役立つと説明されています。

対応の有無、登録上限、言語、反映範囲はサービスごとに異なります。登録した語が必ず正しくなる保証ではありません。

会話側でできる改善

初出の略語は正式名称と一緒に話します。重要な人名や数字は、区切って読み上げます。オンライン会議では各参加者が正しい言語設定を選び、音声が重ならないようにします。

修正辞書を育てる

誤変換を次の表で残します。

誤変換正しい表記発生場面対策
一般語への置換製品名商談会議前リストへ追加
英字がカナになる略語技術会議正式名と読みを登録
同姓の人が混ざる人名社内会議部署・役職も確認

同じ誤りが続く場合は、用語登録だけでなくマイク位置や発音、サービスの言語モデルを見直します。

AIで用語候補を抽出する

機密情報を除いたアジェンダや公開資料から、登録候補を抽出できます。

> 次の会議資料から、音声認識で誤変換されやすい人名・会社名・製品名・英字略語・数字を含む用語を抽出し、正式表記、読み、略称の表にしてください。資料にない読みは推測せず「要確認」としてください。

最後は原資料と照合する

固有名詞、薬剤・法律名、型番、金額などは、AI出力ではなく公式資料や会議資料を正とします。似た名称へ自動修正される可能性もあるため、検索置換は一括確定せず確認します。

まとめ

専門用語の精度は、会議前の短い用語リスト、正しい読み、誤変換ログで改善できます。登録機能がなくても、重要語を先に把握すれば修正時間を減らせます。

文字起こし精度の改善方法修正チェックリストも活用してください。