キックオフ会議の議事録は、初回説明の要約ではありません。プロジェクトの目的、範囲、責任、進め方について、参加者が何に合意したかを残す文書です。

開始時の曖昧さは、後半の手戻りになります。やることだけでなく、やらないことと変更方法も記録します。

必須項目

項目記録すること誤りやすい点
目的解決する課題手段を目的にしない
成功条件数値・受入条件抽象的な「成功」だけにしない
対象範囲含む・含まない追加要望と混同しない
体制責任者・窓口相談先と決定者を分ける
日程マイルストーン目標と確定日を区別
リスク前提・依存関係対応者と確認日を付ける
連絡会議・共有方法正式な連絡経路を決める

コピペ用テンプレート

プロジェクト名:
キックオフ日時:
参加者:
作成者:
承認者:

【目的】

【成功条件・受入条件】
-

【対象範囲】
含む:
含まない:

【体制・役割】
責任者:
顧客窓口:
実務担当:
承認者:

【マイルストーン】
| 項目 | 期限 | 確定/目標 | 責任者 |
|---|---|---|---|
|  |  |  |  |

【決定事項】
1.

【最初のToDo】
| タスク | 担当 | 期限 | 完了条件 |
|---|---|---|---|
|  |  |  |  |

【リスク・前提】
-

【連絡・変更ルール】
定例会議:
資料保管:
変更承認:

【次回】

資料との差分を残す

事前資料を読み上げた内容は、すべて議事録へ転記する必要はありません。会議中に変更・承認・保留になった箇所を残します。

資料p.5の公開目標日を9月1日から9月10日へ変更。
状態:目標日。9月8日のレビュー後に確定。

元資料の版とページを付けると確認しやすくなります。

役割はRACIだけで終わらせない

責任分担表があっても、日々の問い合わせ先と最終決定者が分からない場合があります。

  • 作業を実行する人
  • 最終責任を持つ人
  • 相談を受ける専門担当
  • 情報共有を受ける人
  • 顧客との正式窓口

特に変更要求の承認者と、追加費用・日程変更の連絡経路を確認します。

目標日と確定日を区別

キックオフでは未確定の予定が多くあります。「9月公開予定」を確定納期と記載しないよう、状態列を使います。

日程状態確定条件
9月10日公開目標テストと承認完了
9月8日レビュー確定参加者予定確認済み

顧客向けと社内向けを分ける

顧客向けには、双方の合意、役割、期限、変更ルールを中心にします。社内版には、見積前提、リスク評価、内部担当、準備課題を追加できます。

二つの版で合意事項が食い違わないよう、共通の決定表から作ります。

AIを使う場合

AIには、事前資料と会議文字起こしの差分を出させます。

事前資料に対し、会議で変更・承認・保留になった点を抽出してください。
目標と確定を区別し、担当者・期限がない場合は未確認としてください。
対象外とされた内容も一覧にしてください。

出力後、プロジェクト責任者と顧客窓口が確認します。

まとめ

キックオフ議事録は、目的、成功条件、対象範囲、体制、日程、変更方法を合意する文書です。説明資料の再掲ではなく、会議で変わったことと最初のToDoを明確にします。

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