iFLYTEK AINOTE 2は、10.65インチE-ink画面、手書きペン、録音・文字起こし・翻訳・AI要約を一台へまとめた電子ノートです。会議中に手書きしながら音声を記録し、文字起こしと要約を作り、後からメモの位置に対応する音声へ戻れます。
一般的なタブレットより目に優しい表示と紙に近い筆記を重視しつつ、Android 14とGoogle Playにも対応します。一方、98,800円という本体価格に加えてAINOTE Pro会員システムが案内されており、AI機能を使い続ける費用は購入前に確認が必要です。
AINOTE 2の基本仕様
| 項目 | 公式掲載内容 |
|---|---|
| 価格 | 98,800円(税込) |
| 画面 | 10.65インチE-ink、1920×2560、300ppi |
| 厚さ/重量 | 4.2mm/295g |
| メモリ/ストレージ | 4GB/64GB、拡張不可 |
| OS | Android 14、Google Play対応 |
| バッテリー | 4,000mAh |
| 通信 | Wi‑Fi、Bluetooth 5.4、4G非対応 |
| 音声文字起こし | 16言語 |
| 双方向翻訳 | 11言語 |
| 手書きテキスト化 | 134言語 |
| 1ファイルの録音 | 最大280分、以降は自動で新規ファイル |
公称の通常利用は最長10日間で、条件は「録音+手書き30分、読書30分、残りは待機」です。連続作業時間ではありません。飛行機モードと深度休止状態の待機は最大111日と案内されています。
手書き・音声・文字起こしが同期する
AINOTE 2の中心は、手書きメモと会議音声を別々に扱わないことです。会議中に書いた箇所を後から選び、その時点の録音へ移動できます。紙のノートでは難しい「このメモを書いたとき何を話していたか」の確認ができます。
話者識別付きのリアルタイム文字起こし、要約、キーワード、ToDo整理と組み合わせると、会議後の作業は次の流れになります。
- 会議前に録音の目的と共有範囲を説明する
- ペンで要点だけを書きながら録音する
- 文字起こしと話者を確認する
- AI要約から決定事項・担当・期限を抽出する
- 重要箇所を原音へ戻って確認する
- 確定した内容だけを共有する
AI要約は下書きです。金額、日付、固有名詞、契約条件は、手書きと原音を照合して確定します。
文字起こし・翻訳の対応範囲
公式FAQでは、日本語を含む16言語の音声文字起こしと、11言語の双方向リアルタイム翻訳を案内しています。手書きのテキスト化は134言語です。
言語数は用途が異なります。
- 手書きテキスト化:書いた文字をデジタルテキストへ変換
- 音声文字起こし:会話をテキストへ変換
- 双方向翻訳:二つの言語を同時に記録・翻訳
134言語すべてで音声文字起こしやリアルタイム翻訳ができるわけではありません。購入前に、自分が使う「入力方法×言語」の組み合わせを確認します。
AIアシスタントと文書作成
本体のAIボタンから、質問応答、文章作成、編集、アイデア出し、キーワード検索を起動できます。文字や手書き部分をペンで囲み、その内容についてAI検索する使い方も案内されています。
ノート内の「○」や「☆」をToDoや重要事項として抽出し、スケジュールへ連携できます。Googleカレンダー、OneDrive、AINOTE Mobile・PCアプリと組み合わせれば、紙のメモより次の行動へつなげやすくなります。
ただしクラウドAIへ送ってよい情報の範囲は、所属組織のルールで決めます。議事録、顧客名、未公開情報を扱う場合は、同期先、保存地域、削除方法、第三者アプリの権限を確認してください。
E-inkとAndroid 14の意味
300ppiのE-inkは、紙に近い見え方と省電力が利点です。PDFや電子書籍、長文資料、手書きノートに向きます。Wacom共同開発のスタイラスで、低遅延の筆記を目指した設計です。
Android 14とGoogle Play対応により、対応アプリを追加できます。ただしE-inkは、液晶や有機ELより画面更新が遅く、残像が出る場合があります。動画編集、ゲーム、色を前提にしたデザイン作業の代替ではありません。アプリがインストールできることと、快適に使えることは別です。
AINOTE Pro会員と料金の注意点
公式製品ページは、AINOTE 2会員システムとAINOTE Proプランの90日間体験を案内しています。今回確認した公開ページだけでは、体験終了後の日本向け料金と、無料状態で残るAI機能の全範囲を固定条件として読み取れませんでした。
購入前に本体の会員画面または公式サポートで次を確認します。
- 90日後の月額・年額
- 無料状態で使える文字起こし時間
- AI要約・質問・文章作成の回数や上限
- 翻訳と文字起こしが同じ枠を消費するか
- 解約後も過去データを閲覧・書き出しできるか
本体の64GBに音声を保存できても、同じ時間だけAI処理が無料とは限りません。本体容量と会員サービスは別に計算します。
メリット
- 10.65インチ・300ppiの大きなE-ink画面
- 4.2mm、295gで大画面の割に薄く軽い
- 手書き、録音、文字起こしの時刻を同期できる
- 16言語の文字起こし、11言語の翻訳に対応
- Android 14とGoogle Playに対応
- 手書きからToDoやスケジュールへつなげられる
- 音声やノートを端末内へ保存できる
デメリットと注意点
- 本体価格が98,800円
- Pro体験終了後のAI料金・無料範囲を確認する必要がある
- 64GBストレージは拡張できない
- 4G非対応で、クラウド機能はWi‑Fi環境が必要
- E-inkは動画や高速スクロールに不向き
- 文字起こしとAI要約には誤りがあり得る
- ケースやキーボードなどの総額も比較が必要
向いている人
- 紙のように書きながら会議音声も残したい
- 長文資料と電子書籍を目の負担を抑えて読みたい
- 会議メモ、文字起こし、ToDoを一台で管理したい
- カラー動画より、文章と筆記を優先する
閲覧・動画・Web会議が中心なら一般的なタブレット、録音だけなら小型AIレコーダー、完全オフライン処理が必須なら別方式も比較してください。
公式情報と購入先
まとめ
iFLYTEK AINOTE 2は、書く・録る・文字にする・要約するを10.65インチE-ink上でつなぐAIノートです。手書きと音声の同期は、会議で聞くことと書くことを両立したい人に大きな価値があります。
判断の分かれ目は、E-inkの特性とAI継続費です。動画用タブレットとしてではなく、文書・筆記中心の仕事道具として選び、90日体験後のPro料金と無料範囲を確認してから購入してください。
※価格・仕様・サービス条件は2026年8月12日の公式掲載情報です。会員プランや対応機能は更新されるため、購入前に公式サイトと本体の会員画面をご確認ください。

