家族介護では、食事、服薬、体調、通院、訪問サービス、家族への連絡が別々に記録されやすくなります。AIは時系列整理と質問作りを助けますが、医療・介護判断を代替できません。
本人の同意と尊厳を最優先にし、必要な情報を必要な相手へ共有します。
記録する6項目
- 日時
- 観察した事実
- 本人の言葉
- 行った対応
- その後の変化
- 次に確認すること
「元気がない」だけでなく「8月12日朝、朝食を半分残し、本人は眠いと話した」のように事実と解釈を分けます。
AIで時系列を整理する
> 次の匿名化した介護メモを、日時、観察事実、本人の言葉、対応、その後、専門職へ確認する質問へ整理してください。診断、受診判断、薬の変更は提案せず、不明な情報は推測しないでください。
AIのまとめと元の記録を一緒に残し、日時・薬・量を人が確認します。
通院前の一枚メモ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な変化 | いつから何が変わったか |
| 頻度・程度 | 回数、時間、生活への影響 |
| 本人の希望 | 何を困っていると感じるか |
| 対応 | 既に行ったこと |
| 質問 | 医師等へ確認したいこと |
| 持参 | お薬手帳、測定記録など |
AIの診断候補を伝えるより、観察事実を具体的に伝えます。
服薬情報の注意
薬の名称、量、時間は処方・薬袋・お薬手帳で確認します。AIの提案で中止、増減、併用を決めません。副作用や飲み忘れは薬剤師・医療機関へ相談します。
家族の役割を整理する
- 通院同行
- ケアマネジャー等との連絡
- 買い物・食事
- 介護サービスの予定
- 緊急連絡
- 書類・費用
一人に情報が集中しないよう、本人が同意した範囲で確認済み情報を共有します。
個人情報を守る
氏名、住所、介護保険番号、診療情報、顔写真を個人向け生成AIへ安易に入力しません。家族共有リンクの権限、スマホ通知、バックアップも確認します。
厚生労働省が整備を進める介護情報基盤も、利用者の同意のもとで関係者間の情報共有を行う考え方です。家庭でも本人同意と共有範囲を明確にします。
録音する場合
診察・面談を無断録音せず、医療機関・介護事業所と本人の同意を確認します。録音できない場合は、終了前に決定事項と次回予定を読み上げてメモします。
緊急時はAIを使わない
生命・身体に関わる変化、転倒、意識、呼吸など緊急性が疑われる場合は、AIとの会話や記録整理を続けず、地域の緊急・医療窓口へ連絡します。
結論
家族介護でAIは、時系列、質問、家族の役割を整理する補助になります。診断・服薬・受診判断は任せず、本人の同意と個人情報を守りましょう。
元記録へ戻れる短い一枚メモが、専門職との相談を助けます。
