VOITER SR302 Proは、録音音声をクラウドへ送らず、本体内で文字起こしまで完結する完全オフライン型AIレコーダーです。ネット接続できない場所や、音声の外部送信を避けたい会議で比較しやすい製品です。
月額クラウドサービスを前提にしない一方、対応言語や共同編集はオンライン型より限定されます。強みと制約がはっきりしたモデルです。
VOITER SR302 Proの基本仕様
| 項目 | 公式掲載内容 |
|---|---|
| 価格 | 39,600円(税込) |
| 文字起こし | 完全オフライン、本体内処理 |
| 対応言語 | 日本語/英語/中国語/韓国語/ロシア語 |
| マイク | 指向性2+無指向性4 |
| 最大集音距離 | 5m |
| 録音モード | 自動/会議/講演/インタビュー |
| ストレージ | 32GB、約175時間分 |
| 画面 | 2.0インチタッチスクリーン |
| 重量 | 96g |
| サイズ | 117.5×46×15mm |
| バッテリー | 2,000mAh |
| 1ファイル | 最長4時間55分、その後自動で新規録音 |
| 書き出し | USBで音声・テキストをPCへコピー |
完全オフラインとは何か
文字起こし時に通信せず、端末のプロセッサで認識します。公式ページは、1時間の音声を約5分で文字起こしできると案内しています。
クラウドへ送らないことは大きな利点ですが、録音同意、端末紛失、USBで書き出したファイルの保護まで自動で解決するわけではありません。端末とPCの両方に保存・削除ルールが必要です。
5言語と4つの録音モード
日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語を本体内で処理します。数十言語に対応するクラウド製品より少ないものの、対象言語が合えばネットなしで処理できる価値があります。
録音モードは自動、会議、講演、インタビューの4種類です。会議室中央では会議、前方の登壇者には講演、対面の2人ではインタビューを選びます。
1ファイル4時間55分の意味
4時間55分を超えると録音が失われるのではなく、一度保存して新しいファイルで録音を続けます。長時間研修ではファイルが分割される前提で、連番と時刻を確認します。
32GBには約175時間分を保存できますが、空き容量、音質設定、書き出し済みデータの削除を定期的に管理します。
録音からPC書き出しまで
- 会議の録音可否と保存先を確認する
- 利用場面に合う録音モードを選ぶ
- 赤い物理ボタン、または画面から録音を開始する
- 本体でオフライン文字起こしを実行する
- 誤認識を原音と照合する
- USB-CでPCへ接続する
- 「ファイル書き出し」を選び、音声・テキストをコピーする
- 端末・PCの保存期限に従って削除する
Macでの書き出しは公式案内上、Android File Transferを使う手順が記載されています。現行OSとの対応は購入前に確認してください。
月額料金と総額
公式商品ページは完全オフライン文字起こしの月額サービス料金を案内していません。本体価格39,600円が中心です。
ただし「将来ずっと費用が一切ない」と断定するのではなく、次を確認します。
- 音声認識エンジンの更新条件
- 保証終了後の修理費
- PCのファイル保管・暗号化費用
- 法人の端末管理とバックアップ費用
クラウド型の月額は抑えられても、社内管理の手間は残ります。
メリット
- 文字起こしまで端末内で完結する
- ネットが使えない場所でも処理できる
- 月額文字起こしサービスを前提にしない
- 5言語をオフライン処理できる
- 6マイクと最大5m集音
- USBで音声とテキストをPCへ書き出せる
デメリットと注意点
- 対応言語は5言語に限られる
- クラウド型の共同編集・AI要約とは運用が違う
- 1ファイルは4時間55分で分割される
- 96gでウェアラブル型より重い
- USB書き出し後のファイル保護は利用者側で必要
- オフラインでも文字起こし誤りは発生する
向いている人
- 音声をクラウドへ送れない組織
- 通信禁止または不安定な現場
- 日本語を含む5言語で足りる
- 月額より買い切り型の運用を好む
- PCへUSBでデータを管理したい
リアルタイム共有、数十言語、生成AI要約を優先するならクラウド型を比較します。広い会場とオンライン/オフラインの両立ならiFLYTEK S6も候補です。
公式情報と購入先
まとめ
VOITER SR302 Proは、クラウド機能の多さではなく、通信せずに文字起こしを完結できることが選ぶ理由です。機密性や通信制約が明確な現場に向きます。
導入前には対象言語、最大5mの実環境テスト、USB書き出し後の管理方法を確認してください。
※価格・仕様・サービス条件は2026年8月12日の公式掲載情報を基にしています。

