AIボイスレコーダーを買い替えるとき、端末本体より移行が難しいのは蓄積した会話データです。音声は取り出せても、文字起こしの話者名、時刻、タグ、要約が別形式で失われる場合があります。

移行は解約直前ではなく、新旧サービスを両方使える期間に行います。

移行対象を分ける

データ確認すること
原音形式、作成日時、ファイル名
文字起こし話者、時刻、段落
要約テンプレート、確認済み状態
タスク担当、期限、完了状態
タグ案件、顧客、カテゴリ
共有閲覧者、リンク、期限
メタデータ端末、録音日、更新履歴

すべてを移す必要はありません。保存期限を過ぎたデータや重複ファイルを先に整理します。

移行前チェック

  • 解約後の閲覧・書き出し可否
  • 一括エクスポートの有無
  • 音声形式と文字コード
  • タイムスタンプの保持
  • ファイル名の重複
  • 共有リンクの停止方法
  • 新サービスが受け付ける形式
  • 必要な保存容量

公式説明だけでなく、実際に一件を書き出し、別の端末で開いて確認します。

安全な移行手順

1. 原本をバックアップする

エクスポートしたデータを変更せず保存します。作業用コピーを別に作り、変換や名称変更はコピーへ行います。

2. 命名を統一する

YYYYMMDD_案件_会議名のように、重複しにくい名前へ揃えます。元のIDは対応表へ残します。

3. 形式を変換する

新サービスが受け付けない形式だけ変換します。圧縮を繰り返さず、原音を保持します。

4. 少量で取り込む

異なる長さ、言語、話者数の記録を数件選び、文字起こし、検索、時刻が正しく機能するか確認します。

5. 件数と容量を照合する

旧サービスの件数、出力件数、取り込み件数を比較します。エラー一覧を残し、欠落を個別に処理します。

6. 共有と権限を再設定する

旧リンクをそのまま使えない場合があります。新しい共有先を確認し、必要な人だけへ案内します。

7. 旧サービスを停止する

新環境で一定期間利用できた後、共有リンク、連携、端末、アカウントの順に停止します。削除完了を記録します。

失われやすい情報

自動話者名、コメント、スター、AIとの質問履歴、カスタム要約、埋め込みリンクなどは、一般形式に含まれない場合があります。重要なら画面やCSVで別途保存し、新環境の項目へ対応させます。

文字起こしへ原音リンクが埋め込まれている場合、移行後に無効になることがあります。新しいファイルパスやIDへ置き換えます。

音声形式は録音ファイルの形式はどれがよい?、買い切り製品の注意点は買い切り型AIボイスレコーダーの落とし穴も参考になります。

まとめ

データ移行では、音声だけでなく、時刻、話者、要約、タスク、権限を別々に確認します。購入前から書き出し機能を比較し、長期メモリーを標準形式で持ち出せる製品を選ぶと、将来の買い替えが容易になります。

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